お題小説【緑】 2011/05/30 (Mon)

忍者サイトマスターコミュニティ【小説書いているんです。】に初参加！

【今月のお題小説】【緑】
文章短め1ページくらいしかないですｗ
超短篇（＾∀＾；）
へったっぴが書く文章・・・、こんな感じでいいのかな？

お題内容はこちら！

時間あんまりなかったし、ギリギリだったけどまた機会があったら参加したいです。

【緑】

　昨日の僕は一日頑張った！
　今日はどこまでいけるかな？
　背伸びせずにゆっくり大きくなればいいって言うけど、もうちょっと大きくなりたいな。
　お店の人はでかくなりすぎだといわれたけど。

　それにしてもここってちょっと場所が悪いよね～、それに今日も日差しがきつそうだ。
　太陽は別に嫌いじゃないんだけどね。

　あ、そこの人！お願いがあるんだけど、いいかな？そこにある茶色い入れ物持ってきてくれる？
　ダメならそこにある銀色の入れ物に入っているお水だけも持ってきてくれると嬉しいんだけど……。

　ああ、ダメか……。
　早くお店の人来ないかな～。

　ここを通る人たちって、皆忙しそうだよね～。
　皆どこへ向かっているんだろう？
　それにあんな格好して熱くないんだろうか？もしこれを着ろなんていわれたら絶対に着ないね！
　布で汗を拭きながら皆通っていくよ。時々その汗がたまに引っかかるんですけど……、それにしても汗ってしょっぱいな……。
　それにここを通るでっかい車！あそこから出す黒い物が臭いのなんの！
　最近の車は、黒いの出さないの多くなったみたいだからちょっと安心。

　春のころは結構涼しかったのに、夏になってくると熱くなって困るよ。特に水が欲しくなるね。
　最近は雨が降らないから地面がちょっと固い。隣に住んでいたいた子なんて元気がないよ。

　そうそう、夏が近づくとまたたちの悪い連中がどっと押し寄せてくるんだよね！人の家に土足で上がりこんできてさ食料とか水とか盗んでいくんだよ！あまつさえ、子供を置いていく始末！あの人たちってどこから来るんだろう？
　でも気がつくとどこかへといなくなっているんだ、不思議だよね？
　そうそう、今日はちょっと伸びてきたから短く切ってくれるんだ。最近なんか頭が重いなと思ったら伸び過ぎてた。なので今日は床屋さんが来るんだ。カッコいい形がいいな～。
　君も切ってみる？涼しくなって気持ちがいいよ！ただちょっと痛いのはやだな。
　え？自分はいいの？お引越しするから？そっか……。引っ越すのか、ちょっと寂しいな……。でも仕方ないか、元気でね！
　
　あ、お店の人が来たよ！お仕事しないとね。お客さんを出迎える準備だ！

「マスター、おはようございます」
「やぁ、おはよう。今日もいい天気になりそうだね」
「外に出ている花壇、移すですか？」
「あぁ、夏になるとやっぱり熱くなるからね。今のうちに移動させようと思っているんだ。で、かわりに夏用の花を置こうと思っている」
「そういえば外にある木随分大きくなりましたよね、どうするんです？」
「枝が増えてきたから少し切ろうかと思っているんだ、毎年咲く花が楽しみだとお客さんも言ってくださるんだがさすがに少し大きくなりすぎだしね。通行人の迷惑にもなる」
「そうなんですか、だったら花の蕾ついた枝の一部を貰えないでしょうか？私あの花が好きなんでしょね、家に持って帰って花瓶に入れようと思います」
「そうか？それならもって帰ってもいいぞ。植木屋は午後来るらしいからな」
「ありがとうございます。お店が開く前に花壇に水をあげてきますね」
「あぁ、よろしく頼むよ」

　なにやらお店の中で、マスターと店員さんの声がするけど気にしない。僕は実はどこにいても他の人の声が聞けるのだ！凄いだろう！？
　お出迎え用の花束は、今日はいくつ出来るかな？やっぱり多いほうがいい？でもちょっとのどが渇いた。
　すると、お店の店員さんがお水を持ってきてくれたよ！わーい！
　今日も精一杯伸びるぞ～！そう言って枝に力を入れて日差しに立ち向かうのだった！



完