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【今月のお題小説】【家族】
お題内容は
こちら
今回も4ページくらいの文章です。
親子の夏の日の冒険をイメージして書いて見ました。
調子のいい「父ちゃん」と「僕」の冒険です。
ヘタクソだけど、楽しんでもらえれば嬉しいです(*^-^*)
8月企画小説「家族」
「今年の夏はとても暑い。そこで、父ちゃんは考えた!」
父ちゃんは自信満々でそう言った。
「えっ?何々??」
どっかへ連れて行ってくれるのかな?僕はとても興味があった。
「どうせまた変な思い付きでしょう?みんな、信じちゃダメよ!」
母ちゃんがあきれた顔でみんなに言う。
「何を!?よし、そんなに言うのなら本当に証拠を見せてやる!!」
父ちゃんがそう言って部屋の置くから変な紙切れを持ってきた。
その紙切れにはミミズがのたくった文字が書かれていて、なんて書いてあるのかちょっとも読めない。
「父ちゃん、これ何が書いてあるの?全然読めないよ。」
「うむ、これはだな。『宝の地図』だ!しかもこの山の近くにあるぞ!!」
と、父ちゃんは自信満々に言った。
「何言っているんだい、どっかのゴミから漁って来ただけだろう?そんなことよりも、とっとと今日の晩飯でも獲ってきて貰いたいものだね!」
母ちゃんが不機嫌そうに話す。
「僕、お宝探したい!」
「そうか!?良し、探しに行くぞ!!」
父ちゃんと僕は母ちゃんの話なんかまったく聞いてない。
「しょうがない親子だね……」
母ちゃんは、僕の弟をあやしながらあきれた顔でそう言った。
そして、父ちゃんと僕の宝探しが始まった。
